愛車紹介 その3
512M
先週に引き続き赤い馬シリーズです。
私は赤色のクルマはあまり好きではありません。
しかし、旧いクルマが好みのため中古車。
中古車は色が選べず、圧倒的に赤が多い、という理由です。
それでも、今までの8台のうち、赤4台、青2台、黄と緑各1台、
赤は少ない方だと思います。ほかの車種でも変わった色好きですしね。
というわけで、色は好みではありませんし、
前の2台と違って大好きなクルマというわけではありません。
前のオーナーが知人であり、来歴、程度が良いということと、
まあ、クルマはめぐりあわせとタイミングということでしょうか。
この角ばったデザインは、あまり好みではありません。
一番嫌いなのは、このホイールですね。F355に着けていたBBS/LMが着きそうなので、 交換しようかどうしようとずーと迷っています。
お尻のカタチも好みではありませんが、唯一丸いテールランプは良いです。
テスタロッサ、512TRの直線的なテールランプは私は駄目です。
そして、これの一番の売りは排気音です。特に高回転域はとても良いです。
あともう一つ、このヘッドライトはあまりかっこよくありません。
512TRのリトラクタブルヘッドライトの方が好みです。
まあ保安上の規制からやむを得ないのでしょうか。残念です。
というわけで、どうしても欲しくて探して手に入れたというクルマではないのですが、
そういうクルマの方が手に入れてから美点に気付き、手放しがたくなるということが良くあります。
ひとことでいうと、この手のクルマにしては運転がし易い、楽しいという点です。
もちろん、パワステは無く、ペダル配置は悪く、クラッチは重く、運転姿勢も楽ではない、というのは同じですが、中低速トルクが厚く、マニュアルトランスミッションの出来がいいのか(個体がいいのか)シフト操作が大変ではないので、
運転ががそこまで苦痛ではないのです。
あくまで、BBやルッソ、328なんかに比べると、ということではありますが。
テスタ、TRと続く流れの完成形なので、クルマとしての完成度が高いのかな。
見た目は似ていても、テスタとは別のクルマのようです。
となると、維持していくことが重要ですが、これがなかなか大変です。
生産台数も2年間くらいだけなので1600台くらいと少ないです。
多分、トランスミッションとか大きいパーツは、遠くない将来、手に入らなくなることは想像に難くありません。テスタロッサとか随分前からそうみたいですから。
なので、壊さないように、大切に乗っていこうと思っています。
冷えているときは、2速に入れることはまずありません。
幸い低速トルクがあるので、走り出したら3速にいれて、しばらくはずっと3速でいけます。
山道でもどうせとばせませんから、ずっと3速で流しています。
3速ギアだけ減ってしまうのではないかと心配なくらいです。
色々書きましたが、本当にとても良いクルマです。個体としても良い個体です。
大切にしていきたいと思います。
それではまた。